こんにちは。ライターの大塚たくま(@ZuleTakuma)です。春日市にある歯科医院「春日原駅前歯科医院」さんから取材依頼から生まれた企画「ぼくの歯科レポート」。
この記事は春日原駅前歯科医院さんの提供でお伝えします。
今回は第4回。前回は銀歯を白くするための準備段階までやりました。歯茎の状況が改善していて嬉しかった。
今日は完全に白くしちゃいます。
前回とった印象物からできた技工物とご対面
本日も治療を担当するのは、春日原駅前歯科医院の矢野ただし先生です。
矢野ただし
春日原駅前歯科医院院長。大阪歯科大学大学院時代には歯周病の原因を追究し博士号を取得。大学医院時代には講師として、中国全土・韓国・シンガポールにインプラント治療を広める。理念は「名医であり良医たれ」
今日もついでに虫歯治療もサクッとやっちゃうそうで、麻酔を打ちました。さまざまな作業と並行して、虫歯もなくなっていくの助かる。
そして、これがぼくの歯の技工物。
初対面の気がしない、なんとも親しみのあるフォルム。そりゃそうだよね、自分の歯なんだから。ぼくにしかわからないことを言って、ごめんなさい。
白くテカテカしている部分が、今回銀歯の代わりにはめ込む、セラミックでつくられた技工物です。これからよろしくね。
そもそも銀歯のままで良いんじゃないの?
そもそも、せっかく入れた銀歯を白くする意味がどこにあるのか、解説をしておきたいと思います。
保険適用で気軽にできる銀歯治療ですが、デメリットも数多くあるのです。まず、口の中で目立つので見た目がよくないという点がひとつ。これは誰でもわかりますよね。でも、それだけではありません。
じつは銀歯が原因で金属アレルギーを発症するリスクがあるのです。口内にある銀歯がイオン化して溶け出して、体内に取り込まれてしまうことにより、金属アレルギーになることがあるのだとか。知らなかった……。
そこをセラミックに変えるとのこと。見た目がよくなるのはもちろん、金属アレルギーの心配もなくなるというわけです。
銀歯を白くする作業のスタート
まずは前回詰めた仮の詰め物を取り除きました。1週間程度でしたが、詰め物さん、ありがとうございました。
銀歯を外した歯はいちばん奥。銀歯の部分がポッカリと空きました。ここに新しく作製した、セラミックの技工物を入れます。
奥歯のぽっかり空いた部分にセラミックの技工物をはめ込み……。
紫外線を当てて、押さえ込みながら接着していきます。
そのあとはしばらく待機……。だんだん、セラミックの技工物の接着が進んでいき、無事に接着完了。
無事に装着されたんですが、自然すぎてどこがセラミックなのかさっぱりわかりません。あまりに自然すぎて、鏡を見て混乱してしまいました。
本気で混乱して、矢野先生に「あれ?銀歯だった歯って、どっちでしたっけ?」と本気で尋ねてしまいました。それくらい自然でした。
まるで初めからそこにあったかのように見えるほど、自然な仕上がりです。噛んでも違和感はまったくありませんでした。
こんなに違和感なく馴染むとは思っていなかったので、驚きました。セラミックってすごいですね。これから大切にしようと思います。
前歯の裏の磨き方を教えてもらいました
銀歯が白くなったあと、サクッと虫歯の治療。だんだん、ぼくの口からむし歯がなくなっていきます。
その後、改めてブラッシングの指導をしていただきました。
どうもぼくの下の前歯裏の部分に磨き残しが多いらしく。たしかに、あまり意識したことがなかった。下の前歯といえば、すきっ歯を埋めた場所です。
今、すきっ歯がある自分を見ると強烈な違和感を覚えるくらいには、今の歯に慣れました。ずっとこのままがいいな……。
このすきっ歯は見た目の問題だけではなく、歯石が溜まりやすいという問題もありました。
意識して磨いても歯石がつくのでウンザリしていたんですが、この下の前歯の裏というのは、歯石ができやすい場所なのだそうです。
下の前歯の裏には唾液腺の開口部があります。つまり、この部分はよく唾液が通る場所。唾液には石灰化作用があるので、この場所に歯垢が溜まりやすく、歯石になりやすいのです。
舌で下の前歯の裏を触れてみてください。どうですか?ザラザラしていませんか。それが磨き残しです。ここをどうお掃除していけば良いのか、教えてもらいましょう。
結論からいうと「かかと磨き」です。歯ブラシの末端の部分を使って磨くと、うまく下の前歯の裏を磨けます。
かかと磨きは前歯の裏側や、奥歯の手前がよく磨けます。
先端で磨くことは「つまさき磨き」といいます。
つま先磨きは、奥歯と奥歯の間や、奥歯の一番後ろを磨くのに適しています。
歯ブラシの側面の使った「わき磨き」を行えば、歯の付け根や前歯と前歯の間を掃除しやすくなります。歯ブラシをうまく使いこなして、磨き残しを防いでください。
ぼくは下の前歯の裏をかかと磨きで重点的に磨くと、すぐに歯ぐきから出血してしまいました。これは、歯石が溜まり、歯ぐきが炎症を起こしている証拠です。
これからはちゃんと、磨き方にも注意して歯磨きしよう。子どもにも伝えないとな……。
セラミックの自然さは想像以上だった
口の中がきれいになっていく度に「せっかく口内を綺麗にしているんだから、もっといろんなところをよくしたいな」と思うようになりました。なんだか歯科治療を始めてから、身体全体の健康や見た目とかにも意識が向くようになったというか。
これから少しずつ、自分の体をいろんな面で大切にしていこうと思います。
今回行った治療(2021年4月6日)
- 虫歯の治療
- 銀歯を白くする(保険適用外)
- ブラッシング指導
治療時間:50分
今回の新発見
- セラミックの自然さは想像以上
- あまりにも自然だとどちらに銀歯があったか忘れる
- 下の歯の裏側は歯石がつきやすい
- 唾液は石灰化させるはたらきがある
- かかと磨きやつま先磨き、わき磨きというテクニックがある
次回予告:虫歯治療を全部見せます
これからも、春日原駅前歯科医院さんの提供で歯科治療レポートをお送りしていきますので、どうぞよろしくお願いします!