大塚たくま.com

福岡ではたらくWebライターです。

【HELP】下関のとてつもない空き豪邸でふぐ料理店をオープンしたいけど料理人がいません

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こんにちは。ライターの大塚たくま(@ZuleTakuma)です。

 

今回は以前、おでかけ情報メディア「SPOT」の取材でお世話になった、下関でゲストハウスの「ウズハウス」を運営されている一級建築士の沖野さん(@mitsukazuokino)に取材依頼をいただきました。

 

travel.spot-app.jp

 

なんでも下関に料理店を開きたくて、考えに共感してくれる料理人を探しているということ。どんなお店をつくろうと思っているのか、またどんなところにオープンしようとしているのか、詳しくお尋ねしてきました。

 

 

和の中に突然投げ込まれる洋。なんだこの建物は……

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下関の指定された場所へ行くと、とっても大きな建物がありました。もともととある富豪のお宅だったそうです。

 

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純和風のお宅で、ふぐ料理店ということですから、なんだかイメージにも合うかも。

 

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玄関に障子つきの窓があり、そこから中庭が見えます。まるで旅館に来たみたい。でもなんだか、違和感が……。

 

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なんか雰囲気違くないですか、ここ。ちょっと行ってみましょう。

 

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なにこれ……。

 

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どこで仕入れるのこれ

 

唐突な圧倒的「洋」にたじろぐ。急にハウステンボスみたいな世界観出てきた。

 

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床がキシキシと軋む音がします。築60年くらいになるそうなので、やはりいろいろと古くはなってるかな……と思いましたが、これもなんだか様子が違う。

 

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よく見ると、ところどころパズルのピースみたいに欠けています。なんとこの木目は模様ではなく、本当にパズルのように木材を埋め込んでいるのです。どんな手間だよ。

 

さっきのキシキシ軋む音は、古いから床が軋んでいたのではなく、この寄せ木の各ピースが踏むことで動いて、音がしていたのです。

 

1階のメインスペースとも言える和室はめちゃめちゃ広い。でも、こんな和室がたくさんあるんですよ。

 

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1階だけではなく、2階にも3階にも。こんなに部屋があってどうするの?というくらいにたくさんの部屋があります。

 

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窓から見える庭もきれいなんですよね。広いし。

 

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寺かな?と思うほどの立派なお庭。

 

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長く続く廊下。広々としていて、落ち着きます。

 

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お手伝いさんがいそうなダイニングには年代物のシステムキッチンがありました。

 

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すごい!!昔のシステムキッチンだ。初めてこんなのを見たぞ!!シブイなぁ、かっこいいなぁ~!!!

 

2階で気になったのが、こちらの部屋。

 

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和室に唐突に表れる乱暴な「洋」。

 

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なんなんだこのベッドは。

 

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このベッドの前には、このタンス。すげえ。すげえ。これ、ガチなアンティークのやつかな。

 

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洋風な窓の向こうには純和風の「柵」が見えます。ははぁ、なるほど。これはリフォームされたものなんですね。

 

二代目の持ち主がいたということも聞きました。つまり、その次の持ち主の方が改装したんでしょう。

 

1階にもこんな世界観の部屋があったし、たぶんこの王宮みたいな世界観は、二代目の持ち主の方の奥さんの趣味だな……。奥さん、派手派手やったんやろなぁ……。

 

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沖野さん:あのー……、大塚さん。

 

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うわ、すげえ、年代物のジャグジー風呂だ!!レトロでかっけぇ~!!

 

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沖野さん:大塚さ~ん。すみませ~ん。

 

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あっ、書斎にはモノがいろいろ残っている。これをあされば、持ち主がどんな人だったのか見えてくるかもしれな

 

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沖野さん:大塚さん!!

 

 

――えっ!あっ、はい。

 

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沖野さん:今日の目的忘れてませんか?今日の目的、覚えてます??

 

――ふぐ料理店の料理人探し……。でした。

 

なぜここでふぐ料理店を開きたいのか

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建物に夢中になるぼくを優しく見守ってくれた沖野さん


――すみません。あまりにもこの豪邸が面白くて、夢中になって見入ってしまいました。このお家、すごいですね。

 

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沖野さん:ここすごいですよね。私もこの建物が「いいな」と思って、利活用を決めました。

 

――もともとこの建物とはどう出会ったんですか?

 

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沖野さん:とある方に「この建物を使って何かやってみないか」とすすめられまして。私も最初は「話を聞くだけ聞いてみよう」という感じだったんですけど、この建物を見たら、すぐに「いいなぁ!」と思って。

 

――沖野さんはゲストハウスの「ウズハウス」でも、もともと料亭だった建物をゲストハウスにされていましたよね。どういう基準で物件を選んでいるんですか?

 

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ウズハウス

 

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沖野さん:私は「また下関に行きたいな」と思ってもらえるような場所をつくりたいという想いが根底にあります。たとえば「ウズハウス」の建物は関門海峡が一望でき、下関らしい風景を楽しめる場所にあり、その可能性があると思って選びました。

 

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ウズハウス屋上からの眺望


――たしかに「ウズハウス」は「また下関に行こう」と思ってもらえそうですよね。

 

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沖野さん:今回も同じく、この大きくて広々とした魅力ある建物で、下関の名物であるふぐを提供するお店を出せば、みなさんが「また下関に行こう」と思ってもらえるんじゃないかと思い、出店を決めました。

 

――「ふぐ料理店を開きたい!」という想いよりも、「また下関に行こうと思ってもらえる場所をつくりたい!」という想いの方が強いんですね。

 

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沖野さん:そうです。「また下関に行こう」と思ってもらえるのであれば、別にふぐである必要性はありません。でも、下関でこの建物なら「ふぐ」がいいなと。

 

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――たしかに。この建物と下関の環境があるからこそ「ふぐ」を選んだんですね。

 

どんなふぐ料理店にしたいのか

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――高級感のある建物ですし、まさにふぐ料理店って感じですよね。

 

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沖野さん:そうなんですけど、いわゆるよくある「ふぐ料理店」にはしたくないと思っているんです。

 

――ええ、でも、この建物はまさにそんな雰囲気がありますけどね。あの王宮みたいなスペース以外は。

 

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沖野さん:こんな部屋でふぐを食べてもらうというのも面白いですよね。テーブルはこの部屋にも置こうと思っていますよ。

 

――まじか。この部屋、そのまま生かして使っちゃうんですね。それだけで「よくあるふぐ料理店」ではないことがわかります。

 

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沖野さん:あとはこの庭も活用したいな、と思っているんですよね。

 

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――どんなことに使うつもりなんですか?

 

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沖野さん:シャボン玉とか、花火とかできるようにしたいですね~。まあ、妄想の範囲ですが……。

 

――そんなふぐ料理店、誰もイメージしたことがないと思います。どんなお店にしたいと思っているんですか?

 

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沖野さん:カジュアルな雰囲気のあるお店にしたいですね。肩ひじ張らずに楽しめる。「ふぐ料理店とはこうあるべき」という空気をなくしたいと思っています。

 

――和室があって、畳があって、上品で……。まあ、それはいいことだし、お客さんも求めることだとは思うんですけど、どこも同じような雰囲気、というのも確かですね。

 

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沖野さん:そういう意味合いで、下関の中でも個性のあるお店にしたいですね。おいしいふぐを食べながら、会話を楽しみ、きれいなお庭を見ながら写真を撮ったりして。

 

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――この建物、とても豪華なんですけど、どこか夏休みにおじいちゃんのおうちに行ったような安心感もあるんですよね。ここが本当に、もともと民家だったからなんでしょうね。ずっと居れちゃう安心感。

 

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沖野さん:お店での体験を「下関の思い出」として、記憶してほしいなと思います。ネットで、下関のフグのお店を探すと似たような雰囲気に感じられるお店が多くて、探すのが難しいんですよね。「ここに行けば間違いなく思い出に残る体験ができそう」と思えるような、お店にしたいです。

 

――たしかに、土地の名物を食べたときに名物の味は覚えているけど、お店のことは全然思い出せないことってありますね。ここなら思い出せそうだ。

 

どんな料理人を探しているのか

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――あとは実際に料理店のオープンに向けて、準備を進めていくという段階ですね。ぼくもここがふぐ料理店に生まれ変わるのが楽しみです。

 

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沖野さん:でも、あの、今、料理人がいないので……。

 

――そうだった。えっ、今、この空き豪邸をふぐ料理店にしよう、というプロジェクトはどれぐらいのメンバーがいらっしゃるんですか?

 

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沖野さん:ぼくひとりですね。

 

――えっ。あ、そうなんですか?

 

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沖野さん:いや、ふたりかな。

 

――あ、もう一人いらっしゃるんですね。よかった、どなたですか?

 

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沖野さん:大塚さんです。

 

――えっ、あ、ぼくですか??

 

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まだ誰もいなかった

 

――すみません、変な声出ました。まぁ、確かにぼくも今、こうやって手伝ってますからね。たしかにプロジェクトの一人かも。仲間に入れてくださってありがとうございます。

 

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沖野さん:これから、料理人の方と一緒に計画を深めていきたいんですよ。

 

――ぼくも料理人の知り合いがいたら、即紹介したいんですけど、そんな人はいなくてですね……。「おもしろ豪邸でふぐ料理店を開こう」なんて最高に面白い体験だと思うんですが。

 

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沖野さん:そうですね。これから、お店づくりを一緒にやっていくことを楽しんでくれる方が良いですね。上司と部下、みたいな感じではなく、フラットな関係性でお店づくりについて意見を出し合っていきたいです。

 

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――とても楽しそうですね。求める料理人のイメージはありますか?

 

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沖野さん:料理だけじゃなくて、「発信」「接客」を愛している人が良いですね。職人っぽい、とっつきにくい感じがなくて、親しまれやすいキャラクターの方がいいなと思っています。

 

――「接客」というのはわかるんですが、「発信」もなんですね。

 

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沖野さん:そうです。SNSの発信とか、お店の情報やご自身の想いを発信することが好きな方が良いですね。個性的な方、大歓迎です!

 

――ふぐの調理師免許も必要ですよね?

 

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沖野さん:免許よりも人柄を優先したいので必須ではありません。幸いふぐ専門の市場で知られる南風泊市場まで車で10分かからない立地ですし。これから一緒に追求していってもらえれば大丈夫です。

 

――料理人の経験があればOKということですね。

 

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沖野さん:そうです。もちろん「ふぐの料理人」という方も大歓迎ですよ。

 

――給与、待遇面はどのようにしようと考えていますか?

 

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沖野さん:基本給+売り上げに応じた歩合制という感じでやっていければと。常にリフレッシュした状態でお客さんに向き合って欲しいので、完全週休2日制にしようと思っています。詳しくはお会いしてお話をさせていただければなと。

 

――うわー、楽しそう。ここに新しく料理人の方がいらっしゃって、オープンまで話が進んでいくのが楽しみです。

 

一緒にふぐ料理店を作りたい料理人大募集!

ということで……

 

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沖野さんと一緒に下関の面白い豪邸で、一緒にふぐ料理店を作ってくれる方を募集します!必要な条件は以下の通り。

 

・料理人として勤務した経験がある

・一緒にお店をつくることが楽しめる

・接客が好き

・SNSでの発信が好き

 

もし参加したいと思う方がいらっしゃれば、沖野充和さんにご連絡ください!「いい人がいるよ」というご紹介もお待ちしております。切実。

twitter.com

 

沖野さんについて詳しく知りたい方は、こちらの記事もご参照ください。

sogyonomado.jp