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うどんのサブスク「UDON LAB(うどんラボ)」とは?食べ比べで小麦沼の入口を覗く

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こんにちは。ライターの大塚たくま(@ZuleTakuma)です。

 

ぼくはうどんの記事をよく書くライター……、というか、もともと「福岡県民」として、フツーにうどんが好きだったんですけど、数々の取材を経て大好きになったライターです。うどんおいしい。

 

そんなぼくの日ごろの発信を見ていた「UDON LAB | うどんラボ」さん(@udon_lab)から「サンプルを送るので、うどんのサブスクを体験してほしい」とご連絡がありました。

 

「うどんのサブスク」って、どういうこと?

 

ぜひ体験してみたいと思ったぼくは承諾。その数日後、「うどんラボ」から小包が届きました。

 

 

「UDON LAB | うどんラボ」とは?独特な同梱物から見えたこだわり

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箱の中にはうどんが入っているのかと思いきや、何やら巻き物みたいなものが。なんじゃこりゃ。開いてみましょう。

 

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なんじゃこりゃ。

 

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……まさか開いても「なんじゃこりゃ」という感想になるとは思いませんでした。

 

「日本小麦の系譜図」と書かれてあります。競走馬の血統表みたいなかんじで、小麦の系譜が表にまとまっています。なるほど、時代を経て、小麦も進化しているんですね。うどんにどんな小麦が使われているかなんて、いちいち考えたことなかった。

 

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なんか立派なのでとりあえず部屋に貼っとく


眺めてもさっぱり意味がわからない「日本小麦の系譜図」。でも、なんか眺めてしまう。小麦の世界の奥行きを感じることができました。

 

「へぇ、これだけ品種改良して、いろんな小麦ができているんだとすると、それぞれ違いがあるんだろうな。面白いな。」なんて、思っていると

 

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ドヤァ

なるほど。「うどん沼」じゃなくて、「小麦沼」なんですね。アプローチがだんだんわかってきました。

 

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「うどんのサブスク」と聞き、ぼくは全国の有名うどん店のうどんが届くのかなと思いましたが、そうではありません。「うどんラボ」のコンセプトは、もっとシンプル

 

UDON LAB(うどんラボ)は、小麦の品種を主役とした、新しいうどんの楽しみ方を提案しているのです。

 

たとえば、コーヒーは豆の味が産地の気候などの影響を受けて変わるため、産地の名前で豆を呼び、味の違いを楽しむことが文化として成熟しています。

 

うどんも同じように、小麦によって変化する味の違いを楽しむことができるというわけです。なるほど。

 

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公式サイトより

 

UDON LAB(うどんラボ)では、うどんを小麦から知るために以下の3つをコンセプトとしています。

 

  • 毎月品種で食べ比べられる
  • シングルオリジン(単一品種)にこだわる
  • 日本小麦のみピックアップ

 

だから、毎月「もちもち感が強い品種と風味が濃い品種」とか「食感が力強い品種と粘りが強い品種」みたいな感じで、違いが分かりやすい2種類の組み合わせで届くんですって。へえ、面白いかも。

 

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でも……。ちょっとぼくの中にまた疑問が。

 

うどんの小麦の違いだなんて、ど素人のぼくにわかるもんなの?

 

ここからはもう、実際に食べてみるしかない。

 

UDON LAB(うどんラボ)試食①「チクゴイズミ」

今回のサンプルでは「チクゴイズミ」と「きたほなみ」の麺を分けていただきました。まずは、九州が産地である「チクゴイズミ」。

 

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付属していた小さな冊子には「九州を代表する」と書かれてありますが、初耳です。小麦粉の品種なんて、一種類も知らない。

 

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ちなみにこの冊子、なかなかこだわりの逸品です。中には品種の説明や製粉会社さんへのインタビュー、おすすめのオリジナリティあるレシピが掲載された、充実の内容でした。

 

さて、今回はシンプルに味を比べたいので、釜揚げうどんの状態で食べようかなと思います。

 

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調理方法は丁寧な説明書が入っていました。小麦の種類によってゆで時間も違うんですね。そして、なんとゆで時間余裕の10分越え!!あまり家で10分以上も麺をゆで続けることなんてないぞ。ガチだこれ!!

 

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説明書には「大きな鍋にたっぷりのお湯を」と明記してありました。しかし、自宅にそこまで大きな鍋はなく「チクゴイズミちゃん、ごめんね」と謝りつつ、そんなに大きくない鍋へドボン。14分間、ゆでました。

 

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鍋の周りにめっちゃ小麦の白い膜が張っててびっくり。家でうどん食べるときにこんなことになったことがない。食べる前から新鮮な体験です。

 

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うどんの麺はツヤッツヤ。14分もゆでると、なんだか愛情も湧いてきて、かわいい気がする不思議。

 

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ネギは自分で準備しました

 

食べてみると、家で食べるうどんにしては、ありえない弾力とモチモチ感。おいしい!!拙い麺ゆででしたが「うわ、店で食べるうどんじゃん」と思いました。

 

けっこう食べなれた味に近かったです。ぼくは福岡に住んでいるので、このうどんのようにモチモチして、弾力があるけど、やわらかい感じのうどんを「美味しい」と思っちゃいます。そう育てられました。

 

自分の住む九州で、自分の口に合う小麦が生産されている事実を初めて知りました。うちの周りのお店でも、この「チクゴイズミ」が使われていることも多いのかな?

 

UDON LAB(うどんラボ)試食②「きたほなみ」

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さて、今度は「きたほなみ」にチャレンジです。主な産地は北海道。

 

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ゆでて麺を見てみると、「チクゴイズミ」よりも麺に透明感があるような気がします。気のせい??

 

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チクゴイズミ(左)きたほなみ(右)

 

いや、やっぱり「きたほなみ」の麺には透明感があります。

 

あと、「チクゴイズミ」は麺の角がまるい感じだけど、「きたほなみ」は麺の角がキリッとしてて、シャープな印象。

 

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食べてみると、「チクゴイズミ」の麺とまったく違う歯ごたえ。全然違う。小麦が違うと、こんなに食感が違うのか……!

 

なるほど。こんな発見があるお届け物が毎月届くということか。毎月毎月、少しずつ知見が増えていき「日本小麦の系譜図」の意味も分かるようになってくる。

 

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これはちょっと、頒布会的な感じとは違うかも。入会したらうどん屋に行っては、「これ、チクゴイズミが入ってますか……?」とか尋ねないと、仕方なくなる人種が続出するかも。面白いな。

 

UDON LAB(うどんラボ)の詳細は公式サイトへ

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公式サイトより


「小麦沼の入り口」を見せていただきました。世界の奥行きを感じ取れた気がします。

 

メンバーになると、月1回のUDON LAB便が届きます。メンバー限定のイベントも開催。小麦畑・製粉会社の見学や、品種食べ比べイベントなど、どんどん小麦沼へと沈められていくようです。

 

詳しくは公式サイトへ。ごちそうさまでした。

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