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福岡で対馬を推す「愛でたい焼き」の謎を深堀りしてみた【PR】

 

こんにちは。ライターの大塚たくまです。

 

突然ですが「愛でたい焼き」というたい焼き屋さんをご存知でしょうか。福岡市南区にある、ツッコミどころの多いたい焼きショップなんです。

 

多すぎる種類。

 

食品、テキストの画像のようです

ナゾの対馬推し。

 

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ナゾの野菜ヤーコン推し。

 

……今回は「愛でたい焼き」を運営する「つしま愛らんど」を運営する合同会社ハピフューズさんより取材してほしいとの依頼をいただきました。

 

不思議な香りがプンプンしますが、まずは「愛でたい焼き」をいろいろ食べてみようと思います。ザワつく要素が多すぎる……。

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愛でたい焼きとは?

 

愛でたい焼きは、故郷の対馬を愛する合同会社ハピフューズの渡邊美幸さんが福岡で始めた、たい焼きのオリジナルブランドです。

 

店舗は福岡市南区の三宅にあり(老司店は臨時休業中)、2022年3月に念願の対馬本店をオープンさせました。

 

対馬本店

 

素材にこだわった美味しいたい焼きを通じ、対馬の魅力を伝えたいという一心で運営されています。

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さらに今年2月にはWebサイト「島の駅つしま愛ランド」をオープン。「よか人」「よか物」「よか情報」を地元の人達が情報発信するというコンセプトで運営がスタートしました。

island-station.com

 

今後もさらなる活動が期待されています。

 

愛でたい焼きのメニューを片っ端から食べてみよう

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というわけで、ひとまず「愛でたい焼き」をいろいろ食べてみようと思います。それにしてもすごい数だ。

 

愛でたい焼きの温め方

愛でたい焼きは店頭で購入してそのまま食べるのが基本ですが、冷凍で購入して、自宅で温めて美味しく食べられるのがいいところです。

 

 

まずは電子レンジ(600W)で1分30秒温めます。

 

 

その後、オーブントースターで1分焼けば、皮のパリパリ感も増して完璧です。この方法で加熱して、いろいろな愛でたい焼を試食したいと思います。

 

じゃがタコたい(280円:税込)

 

まずはいきなり変化球。じゃがタコたいです。じゃがいもとタコって、そもそも合うのか……。

 

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てか、タコ美味っっっ!!

 

さすが対馬産のタコ。噛めば噛むほど味が出てきます。たい焼きでこのレベルのタコが食べられることに驚きました。

 

味付けはたこ焼き風で、子どもから大人まで親しみやすい味です。

 

ジャガめんたい(280円:税込)

 

「たい焼き」というのは、中にあんこが入っているのが普通で、遊んでもせいぜい中にカスタードクリーム程度だと思っていました。まさかの「ジャガめんたい」。

 

 

中には明太子の粒がたっぷり。プチプチ感を存分に味わえます。じゃがいものホクホク感も楽しめて、これも間違いなく美味しい。

 

辛さも塩気もそこまで強くはなく、子どもでも食べやすいと思います。自然な味わいです。

 

対馬海鮮イカタコカレー(300円:税込)

 

もうぼくの「たい焼き」の概念は崩れています。カレーだけでもなかなかの攻め具合なのに、さらにイカとタコとは。

 

 

カレーは結構甘めでそんなに辛くありません。素朴なタイプのカレーです。それよりもとにかくイカとタコの旨み!対馬産の新鮮なイカを使っているからこその強い味わいです。これも美味しい。

 

 

ホクホク感を感じられるほどジャガイモも入っていて、とても贅沢な一品です。

 

黒あん(200円:税込)

 

変わり種ばかりを紹介してきましたが、ちゃんと黒あんのたい焼きもあります。そして、やっぱりこちらが一番人気なのだそう。

 

黒あんには北海道産大納言あずきを使用しており、素材にもこだわっています。

 

 

200円のたい焼きですが、ちゃんとしっぽの先の先まで餡が入っていました。「愛でたい焼き」のすべてのメニューに言えることですが、とにかく具材のサービス精神が旺盛。どれもぎっしり詰まっています。

 

他にもたっぷり!愛でたい焼き

まだまだ愛でたい焼きには様々な種類があります。

 

 

たい焼きにハンバーグをそのまま入れた「ハンバーグ」(280円:税込)は、子どもにも親しみやすい味。たい焼きの皮とハンバーグがよく合います。

 

 

たい焼きの生地にココアを混ぜ、チョコクリームに板チョコをプラスした「チョコ浪漫」(280円:税込)もなかなかの意欲作。見た目よりも甘さは控えめで、大人な味わいでした。

 

 

まだまだ意欲作が続きます。これは「ベリー&なっつ」(300円:税込)。カスタードクリームにカシス、ラズベリー、ブラックベリー、ブルーベリーなどの各種ベリーにクルミやカシューナッツが入っています。温かいベリーって、初めて食べましたがアリですね。

 

 

そして、意欲作の究極が「みどりのヤーコンたい」(300円:税込)。ヤーコンという、那珂川市が推している特産品の「ヤーコン」を使ったたい焼きです。カスタードクリームにヤーコンが絡み合う、コクの深い甘みが魅力です。

 

……結構食べました。たい焼き。でもね、これ半分もいってないんです。

 

たい焼き、多すぎ。

 

なんでこんなに美味しいたい焼きをいくつも作ってるのか。そもそも、なんで対馬なのにたい焼きなのか。たい焼きを食べれば食べるほど、ナゾは深まります。

 

愛でたい焼きは対馬推しなのに、なぜ福岡?

 

愛でたい焼きを運営している、合同会社ハピフューズの渡邊美幸社長にお話をうかがいました。

 

──愛でたい焼き、どれも美味しかったです。ごちそうさまでした。

 

渡邊社長:よかったです!

 

──ハピフューズさんは店名も「つしま愛らんど」と銘打っており、対馬推しなんですけど、なぜ対馬ではなく福岡で事業をされているんですか?

 

渡邊社長:私の想いとしては、対馬の魅力を外にアピールしたかったんですよ。それで、福岡で事業をしています。

 

──2022年3月、新たに対馬に愛でたい焼きの新店をオープンされましたよね。逆にそれはなぜ、対馬に?

 

渡邊社長:福岡で対馬の魅力を伝えたいと思って事業を始めたんですが、やはり対馬の魅力を伝える以上、拠点が対馬にあるともっと説得力があるだろうと思いました。

 

──まあ、たしかに。そうすると、念願の対馬拠点ということですね。今後はもっと対馬とのつながりが深くなっていくのか。

 

渡邊社長:愛でたい焼きの対馬本店もオープン初日から盛況で。地元の方々にも受け入れてもらえて、ホッとしました。

 

対馬のお店ではプレートが食べられる

 

──軽食も食べられるカフェができたというのは、地元の方も嬉しいでしょうね。

 

渡邊社長:近くにWifiのあるカフェがないので、Wifiの整備に力を入れました。対馬では貴重な、Wifiの通ったカフェです。

 

店内は広々としている

 

──おお、それは社会的にも有意義ですね。地元の方々に、さまざまな用途に活用してもらえたらいいな。

 

渡邊社長:対馬の食材を使ったたい焼きということで、地元の新しい特産品として、地元の方にも「愛でたい焼き」を知ってもらえたらいいなと思います。

 

なんでたい焼き? 愛でたい焼きのアイディアは偶然の産物

 

──起業した頃から「たい焼き」というのは、頭にあったんでしょうか。

 

渡邊社長:起業した頃の一番最初のイメージは、ネット版「道の駅」みたいなものをつくりたいという気持ちでした。

 

──なるほど、対馬の特産品を集めて売ろうという発想だったんですね。

 

渡邊社長:それで対馬の特産品を販売する実店舗を開いたんですよ。そこが、もともとたい焼き屋だった物件だったんで、たい焼き機があったんですね。私が学生時代にたい焼き屋さんでバイトした経験もあり、やってみたくなりました。

 

──完全に偶然だったんですね。

 

渡邊社長:たい焼きをつくっているうちに、だんだんたい焼きにも対馬感が欲しくなりまして。それで、たい焼きをどんどん開発しました。夢に出るくらい、たい焼きにハマってしまいましたね。

 

──なぜそんなにたい焼きにハマったんでしょう?

 

渡邊社長:お客さんの反応が楽しいんです。何が入っているのかが見えない状態で、食べるとわかる。それが楽しくて。びっくりさせたいなと思って、たくさん開発しちゃいますね。

 

対馬関連の商品は愛でたい焼きだけじゃない

 

──この「愛でたいラー油」ってなんですか?

 

渡邊社長:対馬産のイカが入った、食べるラー油です。唐辛子は赤唐辛子ではなく、香りの立つ黄色い唐辛子を使っています。美味しいですよ。

 

たしかにご飯の上に乗せると最高だった

 

──それに「Medetako」なんてものもある。これは対馬産のタコを使ったたこ焼きですよね?

 

タコの存在感がすごい

渡邊社長:その通りです!対馬産の新鮮なタコをたこ焼きにした商品です。ぜひ食べてみてください。

 

──うわ〜。これはめちゃめちゃ美味しい。ちゃんとタコが美味しいたこ焼きって、あまり食べないんで新鮮ですね。不思議な話。

 

那珂川市民の認知度は? 特産品「ヤーコン」の加工に取り組む

 

──対馬関連の商品がたくさんある中、たまに「ヤーコン」という文字が見られます。これも対馬のものですか?

 

渡邊社長:いえ、これは対馬ではなく、お近くの那珂川市関連ですね。

 

──那珂川市?? 那珂川市がどう関わっているんですか?

 

渡邊社長:じつは、あまり知られていないんですけど、那珂川市が特産品として押し出しているのが「ヤーコン」なんです。

 

──えっ!? そうなんですか????!!

 

ヤーコン

ヤーコン:多年草の一種で、キク科の植物。根にはフラクトオリゴ糖が多く含まれており、梨のような食感と甘みを持つ。南米アンデス山脈地方原産。生活習慣病の予防や改善を促す食物としても、注目されている。

www.city.nakagawa.lg.jp

 

渡邊社長:私がもともと健康オタクなのもあって、ヤーコンに関心があって。ヤーコンをおいしく食べられる加工品をと、ヤーコンのたい焼きをつくりました。その他にも、何かおいしい加工品ができればと開発中です。

 

──全然知らなかった……。ヤーコンたい焼きに続く新商品ができたら、また教えてください!

 

いろんな愛でたい焼きを食べてみよう!

 

南区でひっそりとお店を出しているので気にはなっていましたが、こんなに深い背景があったとは。ぜひあなたも「愛でたい焼き」を食べてみてください。

 

その時は「黒あん」も美味しいんですけど、ぜひ「じゃがタコ」とか「対馬海鮮イカタコカレー」とか、愛でたい焼きらしい、創作たい焼きを食べてみてください。

 

愛でたい焼きが購入できる実店舗一覧

 

ネット販売はこちら

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